前回のひすいこうたろうさんの「名言セラピー」から思い出したのが、山口県在住のイラストレーター・上大岡トメさんのベストセラー『きっぱり!』という自己啓発本(→)です。
この本には全部で60の「たった5分間で自分を変える方法」があげられていますが、そのうち著者の姿勢をよく表しているのが、次の方法です。 「一日10回『ありがとう』と言う」 いろいろな人、ものに「ありがとう」と言うことによって、「心が温まる」とトメさんは言います。これは、ひすい氏の言う「誰かに対し30回『ありがとう』と言ってみる」に通ずる考え方だと思います(ひすい氏のほうが、回数が多いですけど)。 もうひとつ、チャレンジしなければ、と思ったのが、次の方法。 「食べる時に、30回かむ」 その効用は―― “よくかむと、まずあごが発達し、歯の健康維持、味覚も発達する。コトバの発達を助け、脳の働きを良くする”などなど…。そして決定的なのは“肥満防止”にも役立つのでアリマス! 以前取り上げた平原綾香さんが、急にホッソリしたなぁ、と思っていたら、TVのインタビューで「最近はよくかんで食べるようにしています」と言っていたのを思い出しました。 #
by faulkner23
| 2007-03-18 22:24
| ニュース・評論
前回取り上げた『名言セラピー 3秒でハッピーになる』(ひすいこうたろう著)には、ほかにも興味深い「名言」がとりあげられています。以下にその典型例を。
・ある現象が起きたとき、脳は、合理的な理屈を勝手に見つけ出そうとする。 …「〇〇さん、ありがとう」と30回唱えると、脳は勝手に、〇〇さんへの感謝の理屈を探し出し、感謝の念が湧く。これが、人間関係を円滑にする秘訣となる。 ・人が長い人生を振り返って後悔する共通の事柄は、「もっと冒険しておけばよかった」ということである。 …これは、90歳になった人たちの感想。我々はまだ「冒険する」のに遅くは無い。 ・ウツになるには、1日1000回のため息を3ヶ月続ければよい。…幸せになりたければ、その逆、つまり笑えばよい。 ・宇宙は、バランスを取る …波の高い所と低い所を相殺すると(海全体では)ゼロになる。巨視的に見れば、宇宙は必ずバランスを取る、ということ。 ・未来から逆算して、現在の行動を決定することが、成功の秘訣である。 …これは、「マーフィー(1898-1981)の法則」(←)で言う「成功した自分を想像せよ。さすれば、成功する」に通ずる考え方といえる。 ・長生きするタイプの人の共通点は、「友人の数の多さ」である。…喫煙、飲酒、経済状況、ストレスといったことは、人の寿命に、思ったほど大きな影響力を持っていない。 ・悩みは勝手に無くなる …1年前の悩みは、思い出せないのが普通。つまり、1年たてば、どうしようもないような深い悩みも消滅してしまう、ということ。「時は癒す(Time cures)」のである。 ・精神科退院許可の目安は、「いい加減でやめる能力」が回復したか否か、である。 …ウソを他人に(そして、自分にも)つけないようでは、退院できない。 ・ライバルを追いかけても、ライバルは超えられない。 …「ライバルは昨日の自分」と考えたとき、成長が始まる。 ・ものごとを「ゼロベース」(現在やっていることを、もしやってないとしたら、それでもやりたいことか、を自らに問うこと)で考え直せ …「命とは時間」である。無駄なことをしている暇は無い。 そして、興味深かったのは、「共鳴」についての次の言及です。 「共鳴」とは? #
by faulkner23
| 2007-03-13 23:01
| 小説・詩
仕事をするときは、「肩の力を抜け、肩の力を抜け」と唱えるようにしています。完璧を求めても仕事が成功するわけでもなく、もっと気楽にやった方が、うまくいくような気がするからです。この「脱力」のススメは何事にも通じ、スポーツでも勉強でも、そして人生にも応用できるように思います。そんな印象を裏付けてくれたのが、次の法則です。
脱力の法則 (発見者:ひすいこうたろう) 人は、力が入っていないときに、最大の能力が発揮される。 [解釈] 天才(←自称)コピーライターひすい氏が、イチロー選手のケガをしない秘訣から発見した逆説的な法則。 外野を走っていてフェンスにぶつかりそうになったとき、イチロー選手は「逆に力を抜く」といいます。これはスポーツ全般にも応用でき、柔道でも空手でもゴルフでも、力を抜くことができれば一流、ということ。赤ちゃんが高いところから落ちてもケガをしないのも、この「脱力」のためだそうです。 そして この法則は仕事でも使え、「肩の力を抜くこと」を覚えれば、大事な仕事に臨んで緊張も無く、成功間違いなし(だと思うんですけど…)。 #
by faulkner23
| 2007-03-11 21:38
最近ご贔屓の女性歌手は、平原綾香サン。久々に本格派のディーヴァだと思います。
そんな平原さんの歌い方(というかブレスの仕方)について、大先輩・森山良子氏曰く――「まるで、鯨(あるいは象だったかも)の息継ぎみたい」 確かにデビュー曲『ジュピター』からして、その独特のブレスが目立っていました。もちろん、森山氏はそのブレス法を非難しているのではなく、「スゴ~イ」と感嘆しているのですが……。 では、そんな平原サンの「息継ぎの法則」を。 平原綾香の「息継ぎ」の法則 (発見者:平原綾香) 深いブレスは、観客の代わりにしています。緊張すると人は息を止めるから。 [解釈] この法則は、トリノ・オリンピックのテーマ曲『誓い』収録時に、平原女史が語ったもの。彼女には「ブレスへの拘り」があり、それだからこそ息継ぎの箇所も厳密に指定するのだ、といいます。深呼吸こそ、我々に真の安らぎをもたらす、ということでもありましょうか。 #
by faulkner23
| 2006-02-16 22:17
| 小説・詩
「稀代の語り部」といわれるロバート・ゴダード(1954~ )の傑作群は、初期に集中している感があります。
既に評価の定まったものとしては『リオノーラの肖像』(1988年)、『蒼穹のかなたへ』(1990年。左下に原書表紙)の2作。これに、処女作『千尋(ちいろ)の闇』(1986年)か、『今ふたたびの海』(これは近作ですが)あたりを選ぶのが穏当なところでしょうか。 いずれも、英国史上の有名な出来事(南ア戦争、南海泡沫―サウス・シーバブル―事件など)を隠し味に、遠い過去の因縁が現在に復讐するという体裁をとっています。 因みに、このスキーム(“失われた過去が現在に蘇る”)が、ゴダード作品の基本的構造である、と喝破したのは、かの養老“バカの壁”猛司氏であります。 管理人としては、これらに加うるに、雪のウィーンの運命的出会いから始まる『一瞬の光の中で』(1998年)を、中期の傑作として推薦。実は本作、『蒼穹のかなたへ』(個人的には、これが只今までのベスト・ワン)の精神的続編であり、ゴダード作品の裏ベストと言ってよい傑作です。 で、何をいいたいか、と言うと…… #
by faulkner23
| 2006-01-29 13:51
| 小説・詩
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ブログ内容
管理人40年の読書経験から発見した「人生法則」をご紹介! (タイトル・イラストは、私の好きなGary Kelly の「Cafe Societe」です)
人名索引
①ドストエフスキー②オルコット③プルースト④ジョイス⑤ムジール⑥フォークナー⑦E.ブロッホ⑧ダレル⑨ショーロホフ⑩サーバー⑪イリフ&ペトロフ⑫フリードマン⑬マルケス⑭チェスタトン⑮サンダース⑯C.スミス⑰ティプトリーjr⑱ベスター⑲H.ブロッホ⑳プーレ 最新のトラックバック
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